UAE、コカイン所持容疑のイスラエル女性に死刑判決
(CNN) アラブ首長国連邦(UAE)でコカイン所持の罪に問われたイスラエル人の女性が、5日までに死刑を言い渡された。女性は上訴している。
イスラエルのメディアによると、この女性はイスラエル北部ハイファに写真スタジオを持つフィダア・キワンさん(43)。約1年前に仕事でドバイを訪れ、その1週間後に滞在先のアパートからコカインが見つかって逮捕された。本人は自分の持ち物ではないと主張したという。
イスラエル外務省は、在UAEの領事館を通して対応中と述べるにとどまっている。CNNはUAEの外務省にコメントを求めたが、返答は得られていない。
UAEで死刑が執行されるケースはめったにない。同国の法律を研究するイスラエルの専門家は、裁判所が減刑する可能性も高いと指摘する。
UAEとイスラエルの間で犯罪人引き渡しの正式な協定は結ばれていない。2020年の国交正常化以降、UAEを訪れるイスラエル人は急増した。同専門家によると、イスラエル人が関与する犯罪の件数も増加傾向にある。