国連事務総長、ロシアとウクライナに訪問の意向伝える
(CNN) 国連のグテーレス事務総長が、ロシアのプーチン大統領とウクライナのゼレンスキー大統領に対し、緊急の必要性のある和平交渉について協議するために会見したいとの意向を伝えていることがわかった。国連のデュジャリック報道官が明らかにした。
デュジャリック氏によれば、グテーレス氏は、ウクライナに和平をもたらすための緊急の取り組みと、国連憲章と国際法に基づいた多国間協調主義について協議を行いたいとしている。
ロシアとウクライナにそれぞれ書簡が送られたという。デュジャリック氏によれば、グテーレス氏はロシアとウクライナからの返答を待っている。
デュジャリック氏によれば、グテーレス氏の訪問が実現した際にはデュジャリック氏は同行するが、そのほかの同伴者については詳述できないという。
デュジャリック氏はまた、片方の国だけが会談に合意した場合、一方は訪問するものの、もう一方については訪問しないかどうかについては明らかにしなかった。
デュジャリック氏は、受け取った返答に基づいて判断を下すとしている。
デュジャリック氏は、グテーレス氏がもっと早い段階で会談を申し込まなかったことについて後悔しているかとの質問に対しては、グテーレス氏は、仲介と国連の働きを進めるための最も実際的で最良と考えることを行っていると述べた。