仏大統領選の決選投票 マクロン氏が再選、ルペン氏を破る
パリ(CNN) フランス大統領選の決選投票が24日に投開票され、中道の現職エマニュエル・マクロン大統領が右翼「国民連合」の下院議員マリーヌ・ルペン氏を破って再選を果たした。
得票率はマクロン氏が58.55%、ルペン氏が41.45%だった。
仏大統領が再選されるのは20年ぶり。
マクロン氏とルペン氏の対決は、2017年大統領選の決選投票に続いて2回目。前回はマクロン氏が圧勝したが、今回は接戦になるとの見方が強かった。
パリ中心部のエッフェル塔前に集まったマクロン氏の支持者らは、当選確実の知らせを受けて歓声を上げた。同氏は勝利演説で「皆さん一人ひとりの大統領」であることを約束し、ルペン氏に投票した有権者らの「怒りと意見の相違」に対応するのが自分たちの責任だと述べた。
ルペン氏はパリ西部に集まった支持者らの前で敗北を認める一方、大統領選で極右候補がこれほどの票を集めたことはかつてないと強調し、その結果は国民連合にとって「歴史的」な「輝かしい勝利」だと主張。「ゲームはまだ終わっていない」として、6月に予定される総選挙に期待を寄せた。