ロシア軍、ウクライナ中部と西部の5駅を攻撃 鉄道会社発表
(CNN) ウクライナ鉄道のオレクサンドル・カミシン会長は25日、ロシア軍がウクライナ中部と西部の鉄道駅5駅を攻撃したと発表した。
「ロシア軍は鉄道インフラを体系的に破壊し続けている。今朝、1時間のうちに、ウクライナ中部と西部の鉄道駅5駅が攻撃された」とカミシン会長は述べ、旅客列車少なくとも16本を停止すると説明。被害者が出ているとしたものの、詳細は明らかにしなかった。
これとは別の声明でウクライナ鉄道は、シェペティウカ―コジャーティン線など3路線が停電に見舞われ、遅れが出ていることを明らかにした。
リビウ地域の軍事当局者は同日、ロシアに攻撃されたウクライナ西部の駅の被害状況を明らかにした。
それによると、25日午前8時半ごろ、ミサイル攻撃を受けてクラスネ駅の変電所で爆発が発生。現場では消火作業が続けられている。現時点で死傷者に関する情報は入っていないとした。
ミサイルのうち1発はウクライナ空軍の対空ミサイル部隊が撃墜したと軍事当局者は説明。ミサイルは南東からウクライナに向けて発射されており、ロシア軍が戦略爆撃機から発射しているようだと語った。
ウクライナの鉄道は、戦禍の中で物資の輸送や民間人の避難のために不可欠なインフラとなっている。