マリの女性が産んだ9つ子、1歳の誕生日を迎える 自宅でお祝い

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奇跡の9つ子は昨年5月4日、モロッコのカサブランカで生まれた/Abdeljalil Bounhar/AP

奇跡の9つ子は昨年5月4日、モロッコのカサブランカで生まれた/Abdeljalil Bounhar/AP

(CNN) 西アフリカ・マリ出身のカップルのもとに生まれた9つ子が1歳の誕生日を迎え、自宅でささやかなパーティーが開催された。

女の子5人と男の子4人は昨年5月4日、モロッコのカサブランカで生まれた。体重はわずか約500~1090グラムだった。

あれから1年。奇跡の9つ子はすくすく育ち、各種の発達の目安に到達していると父親は語る。

父親は英BBCの取材に「今ではみんなハイハイしている。お座りをして、何かにつかまれば歩ける子もいる」と語った。

9つ子と3歳の娘の子育てについて、父親は「簡単ではない」とこぼしつつも、健康そのものの赤ちゃんが並んでいるのを見て「ほっとしている」「すべてを忘れる」と話す。

父母は今回、9つ子の1歳の誕生日を祝い、近所の人や病院の看護師が参加する集まりを開いた。

9つ子は母親の妊娠30週目に帝王切開で生まれた。1回の出産で無事生まれた人数としては史上最多だった。

出産に先立ち、マリ政府は母親が専門的な医療を受けられるよう、父母を空路でモロッコに搬送。搬送先の病院は当時、分娩(ぶんべん)を安全に進めるために医師など30人以上で構成されるチームが必要だったと述べていた。

父親によると、9つ子は今でも生まれた病院のケアを受けていて、同病院のオーナーがカサブランカに所有する「医療設備の整ったアパート」で暮らしているという。

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