フィリピン大統領選 マルコス氏が当選の見通し、元大統領の長男
マルコス氏は9日、支持者に感謝の言葉を送った。マルコス氏は「まだ集計は終わっていないが、支援し、我々の戦いに参加し、身を粉にしてくれた、あなた方全員に感謝するのが待ちきれない」と述べた。
マルコス氏は選挙戦で、雇用の創出や物価の引き下げ、農業やインフラへの投資拡大を訴えた。専門家によれば、マルコス氏は、政治論争につかれたフィリピンの人々にアピールし、普通の人々が恩恵を受けられていないと多くの人々が感じている経済の改革と進歩を約束した。
世論調査ではマルコス氏は30パーセントポイント以上の差をつけてリードしていた。
マルコス氏の副大統領候補として選挙戦を戦ったのはサラ・ドゥテルテ・カルピオ氏。サラ氏は現職のドゥテルテ大統領の長女で、支持者の多くは、論争のある「麻薬戦争」も含めてドゥテルテ大統領の政策が継続されるとみて投票を行った。
非公式の集計では、副大統領選ではサラ氏がリードしている。フィリピンでは大統領と副大統領は別々に選出される。