ゼレンスキー氏、ハルキウ州の保安局トップを解任
(CNN) ウクライナのゼレンスキー大統領は、29日に視察したハルキウ州について、ロシア軍の攻撃によって大きな被害を受けたと述べた。ゼレンスキー氏が首都のあるキーウ(キエフ)州を離れたのは、ロシアによるウクライナ侵攻が始まってから初めて。ゼレンスキー氏は、ウクライナ保安局(SBU)のハルキウ州のトップを解任したことも明らかにした。
ゼレンスキー氏は、ハルキウがロシア軍の攻撃によって大きな被害を受けたと述べた。建物は、ロシア軍が砲撃し、ロシア軍機が飛来してくる北側と東側が黒く半壊していると語った。
ゼレンスキー氏はハルキウの当局者を称賛したが、一方で、SBUの地元トップについては同じことが言えないと述べた。
ゼレンスキー氏はSBUトップについて、侵攻が始まった初日から市を守るために働かず、自身のことばかりを考えていたと指摘した。
ゼレンスキー氏によれば、ハルキウ州の3分の1がロシア軍によって占領されている。ゼレンスキー氏は全ての領土を解放すると約束した。
ゼレンスキー氏は、ルハンスク州の中心都市セベロドネツク市について、住宅の90%が損傷したと明らかにした。