要衝近郊の町バフムート、迫るロシア軍の脅威 ウクライナ東部

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爆撃を受けた場所に置かれた包帯がまかれたクマの人形

爆撃を受けた場所に置かれた包帯がまかれたクマの人形

ロシア軍は両都市を結んでいた3本の橋のうち2本を破壊し、残る1本にも激しい砲撃を仕掛けている。

ルハンスク州のハイダイ知事は、セベロドネツクのアゾト化学工場周辺が数時間にわたって激しい砲撃にさらされ、全壊状態になっていると訴えた。

セベロドネツクとリシチャンスクが陥落すれば、次はバフムートの番と考えられている。

バフムートの端に位置する農業用倉庫は、すでに3回も空爆を受けた。小麦畑は好天に恵まれ、数週間で収穫を迎えるが、戦争の影響で生産高は例年の3分の2ほどにとどまる恐れがある。

市庁舎の隣の駐車場では、年配者らのグループがボランティアのバスを待っていた。西へ約4時間離れた町、ドニプロへ避難するためだ。

養蜂業を営む男性は蜂も自宅も家財道具も残し、ネコだけを連れてきたと語った。その間にもまた爆発が起きて、地面を揺らす。

グループが乗り込み、扉が閉まった。もう一度爆発音が響いた後、バスは駐車場から出て走り始めた。

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