WHO、サル痘めぐり会合招集 再び「緊急事態」宣言検討

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世界保健機関(WHO)がサル痘について緊急事態に該当するかどうか再検討することがわかった
/Cynthia S. Goldsmith, Russell Regner/CDC/AP

世界保健機関(WHO)がサル痘について緊急事態に該当するかどうか再検討することがわかった /Cynthia S. Goldsmith, Russell Regner/CDC/AP

(CNN) 世界保健機関(WHO)は世界各地で症例数が増え続けている感染症のサル痘について、再び会合を開いて「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態(PHEIC)」に該当するかどうか判断する。

テドロス・アダノム事務局長は6日、今月18日の週に委員会を招集すると発表した。必要があれば会合を前倒しするとしている。

6月下旬のWHO緊急委員会会合では、PHEICを宣言する基準は満たしていないと判断していた。

しかしウイルスの感染拡大が続く中、テドロス事務局長は、疫学や感染状況に関する最新データに基づき再びこの問題を同委員会で検討したい意向。

「サル痘については、ウイルスの規模や感染の拡大について引き続き懸念している。世界で報告された症例は58カ国で6000例を超えている」とテドロス事務局長は語り、「検査は依然として課題であり、相当数の症例が確認されていない可能性が極めて高い」「現在の流行は欧州が中心で、世界の症例の80%以上が報告されている」と指摘した。

テドロス事務局長によると、サル痘は主に中央アフリカや西アフリカで発生していたが、今回はこれまで影響を受けていなかったアフリカの国でも発生しており、流行が起きた国では記録的な規模に達している。

WHOは、量が少ないサル痘のワクチン配布に向けて各国やワクチンメーカーと連携している。また、同ウイルスにまつわる偏見をなくして感染予防に役立つ情報を広めることにも力を入れる。

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