ウクライナ穀物業界の大物が死亡、南部ミコライウへの攻撃で
(CNN) ウクライナ穀物業界の大物とその妻が31日、南部ミコライウへの激しい攻撃の中で死亡した。ウクライナの当局者が明らかにした。
ゼレンスキー大統領の声明によると、ミコライウを拠点とする同国最大級の穀物生産・輸出企業「ニブロン」の創業者オレクシー・ワダトゥルスキー氏と妻のライサ氏が死亡した。
ゼレンスキー氏は「これはミコライウ州およびウクライナ全土にとって大きな喪失だ」と述べ、50年以上にわたるワダトゥルスキー氏の地域や産業への貢献に言及した。
ミコライウのセンケビッチ市長は声明で、建物の窓やバルコニーがクラスター爆弾で破壊されていると報告。「これまでで最も激しい攻撃だろう」と述べた。
現地のCNN取材班も攻撃による爆発音や火災を伝えた。CNNがインタビューした住民らも、この日の砲撃はロシアの侵攻が始まってから最大の規模だと話した。