中国の軍用機21機、台湾の防空識別圏に進入 台湾国防部
(CNN) 台湾国防部(国防省)によると、中国の軍用機21機が2日、台湾の防空識別圏(ADIZ)に進入した。アジアを歴訪中のペロシ米下院議長と米議員団は同日、台湾の台北市に到着した。
台湾国防部の2日夜の声明によると、ADIZに進入したのはJ16戦闘機10機、J11戦闘機8機、Y9電子戦機1機、Y8電子情報収集機1機、KJ500空中早期警戒管制機1機。
これに対し、台湾軍は無線で警告を行うとともに、活動を監視する目的で防空ミサイルシステムを作動させた。
中国は台湾のADIZに頻繁に軍用機を派遣している。これまでに確認された中で最多の進入機数は昨年10月4日の56機。
ADIZは一方的に設定されるもので、主権の及ぶ領空とは異なる。国際法上、領空は領土の海岸線から12カイリの範囲と定義される。