ペルー首相が辞任表明、この1年で4人目
トレス氏は2月、バレル前首相が家庭内暴力疑惑で辞職した後に就任した。就任してわずか4日で辞任したバレル氏は疑惑を否定した。
トレス氏の辞任はカスティジョ氏自身が野党から辞職を迫られている中でのものだ。カスティジョ氏は現在、5件の疑惑で捜査を受けており、うち4件は汚職疑い。
7月28日のペルー建国記念日を祝う議会での演説で、カスティジョ氏は自らの過ちを認め、いかなる捜査にも協力すると述べた。
「メディアの正義ではなく、正当な手続きを尊重し、自身に関する容疑を明らかにするために、司法に身を委ねる」とカスティジョ氏は語った。
ペルーの憲法によると、現職の大統領が弾劾(だんがい)されるのは、反逆罪、大統領選挙または地方選挙の妨害、議会解散、全国選挙陪審団やその他の選挙機関の活動妨害の4つの容疑のみだ。