重慶近郊で山火事、衰えぬ熱波の影響 中国南西部
(CNN) 中国南西部の都市、重慶で、数千人規模の緊急要員が急速に燃え広がる山火事を抑え込むべく奮闘している。現地は数週間にわたり、記録的な熱波に見舞われている。
夜空を赤々と照らす山火事の様子は、重慶の中心部からも見て取れる。当該の火災はこの数日、同市周辺の森林や山々に広く被害を及ぼしていた。
ソーシャルメディアでは重慶中心部の住民が煙の臭いについて投稿。家の中にも臭いが流れ込んでくると訴える。別のユーザーは、バルコニーにまで達した山火事の燃え残りの画像を投稿した。
地元当局によると、山火事は18日以降重慶近郊の地域で多数発生した。同市は3200万人超の人口を抱える。
23日午前の最新の発表では市当局から負傷者の報告はなく、山火事も抑え込めているとしている。
1500人以上が安全な場所へと移動する中、消防士や警察官、地元当局者、ボランティアら5000人が消火活動に動員された。消防ヘリも7機出動している。国営新華社通信が報じた。