中ロ首脳、G20サミットに出席へ インドネシア大統領
(CNN) インドネシアのジョコ大統領は21日までに、中国の習近平(シーチンピン)国家主席とロシアのプーチン大統領がインドネシア・バリ島で今年11月に開催予定の主要20カ国・地域首脳会議(G20サミット)への出席を確約したことを明らかにした。
米ブルームバーグ通信との会見で述べた。同通信によると、ジョコ氏は「習氏は来る。プーチン氏も私に出るだろうと明言した」と述べたとした。
インドネシアは今年のG20サミットの議長国。ロシアによるウクライナ侵攻や緊迫する台湾情勢を受けた初のG20サミットともなる。米国のバイデン大統領が出席した場合、中ロ首脳と対峙(たいじ)する注目すべき外交舞台になる可能性もある。
米ホワイトハウスはバイデン氏の参加については公式に発表していない。ただ、当局者は出席の見通しと明かしている。
習、プーチン両氏ともイタリア・ローマで昨年開かれたG20サミットには欠席していた。
米中両国政府はバイデン氏の大統領就任後、対面方式での初の首脳会談の設定をひそかに準備してきた。バリ島でのG20サミットや同じく11月にタイで開催予定のアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議をにらんだ動きともなっていた。
ジョコ大統領は今年のG20サミットにウクライナのゼレンスキー大統領も個人的に招待した。ゼレンスキー氏はこれに謝意を示しながらも、出欠は国内での戦況や同会議への「ほかの出席者」次第との考えを示していた。