プーチン氏、ロシア文化を廃絶しようとする試みは「無駄」
(CNN) ロシアのプーチン大統領は15日、クリミアで開かれたアートフェスティバル「タブリダ・アート」でビデオ演説し、ロシア文化やロシアそれ自体を廃絶しようとする試みは「無駄だ」と切り捨てた。
プーチン氏は「ただ愚かなだけだ。そうでないと考える人々は残念ながら歴史の教訓を学んでいない」と付け加えた。
プーチン氏は今年のフェスティバルのチームには「解放された地域」である「ドネツク人民共和国」と「ルガンスク人民共和国」の出身者もいると指摘した。
プーチン氏は、ウクライナ・ドンバス地方のボランティアや戦闘員など「ロシアの英雄」に謝意を示した。
ロシアは2014年、ウクライナのクリミア半島を自国の領土として併合した。ウクライナ政府やその同盟国はこの併合を認めておらず、ロシアの支配下にあるとみなしている。
ウクライナ東部の大部分を意味するドンバス地方は、14年以来、ロシア政府との紛争の最前線となっている。ドネツク市やルガンスク人民共和国は現在、ロシアの支配下にある。