プーチン氏、トルコのエルドアン大統領を称賛 穀物輸出再開の仲介で
(CNN) ロシアのプーチン大統領は5日、トルコのエルドアン大統領と会談し、ウクライナの穀物輸出再開の合意でエルドアン氏が果たした役割を称賛した。
プーチン氏は「あなたの直接的な関与と国連の仲介により、黒海沿岸の港からのウクライナ産穀物の供給に関する問題が解決された。輸出はすでに始まっている」として感謝の意を表明。ロシア産食料や肥料の供給に関する一連の決定についてもエルドアン氏に謝意を示した。
会談は黒海に面したロシア南部のリゾート地、ソチで行われた。
プーチン氏はさらに、食料や肥料の面で大きな問題に直面する多くの国、特に発展途上国にとっては、エルドアン氏の関与した決定が非常に重要な意味を持つとの見方を示した。
ウクライナとロシアは先月22日、黒海沿岸のウクライナの港からの穀物輸出を再開することで合意した。この合意は国連とトルコがイスタンブールで仲介した。
ロシアは数カ月にわたって黒海沿岸の港へのアクセスを妨害し、ウクライナ産穀物に依存する多くの国への輸出が行われない事態となっていた。ウクライナとロシアはどちらも相手側がこの海域に機雷を敷設していると批判していた。