重慶近郊で山火事、衰えぬ熱波の影響 中国南西部
当該の山火事は極度の高温を主因とする「自然発火」の結果だと、森林防災の専門家が北京日報の取材に明らかにした。
中国では1961年以来最悪の熱波が猛威を振るい、南西部、中部、東部で過去数週間にわたり影響が出ている。この間、100以上の都市で40度を超える気温を記録した。
高温による干ばつで、水力発電所は電力供給が逼迫(ひっぱく)。国営メディアによると重慶市は工場に対して17日から1週間の操業停止を指示してもいた。
中国気象当局は、23日午前の時点で最高レベルの高温警報が出ていた全国の市や県少なくとも165カ所について、向こう24時間も40度を超える気温を記録すると予測している。