タイ、首相の職務権限を一時停止 憲法裁判所が判断
憲法裁判所の9人の裁判官のうち5人は24日、裁判所が問題を検討する間、プラユット氏の職務を停止するべきだとの見方で同意した。ただ判断を下す時期は示さなかった。
裁判所はプラユット氏に対し、裁判所から書面を正式に受領したら、15日以内に自らが職務を継続すべきだとする根拠を述べる答弁書を出すよう求めた。
プラユット氏のオフィスは声明で、裁判所の判断を尊重するとの同氏の見解を発表。その上で命令は国の行政にいかなる影響も及ぼさず、業務は公務員や政府の現行の政策によって遂行されるとした。
政府の報道官によると、裁判所が最終的な判断を議論する間はプラウィット副首相が首相代行を務めるという。プラウィット氏は陸軍の元トップで、タイ王室の長年の支持者でもある。