原発調査団、「週内にも」現地入り IAEA事務局長

IAEAのグロッシ事務局長(中央)が率いる専門家チーム/Dean Calma/IAEA//Reuters

IAEAのグロッシ事務局長(中央)が率いる専門家チーム/Dean Calma/IAEA//Reuters

(CNN) ロシア軍が占拠するウクライナ南部のザポリージャ原子力発電所で事故の懸念が高まるなか、国際原子力機関(IAEA)の調査団が週内にも現地入りする見通しであることがわかった。IAEAのグロッシ事務局長が29日、ツイッターへの投稿で明らかにした。

ザポリージャ原発に対する砲撃が改めて行われるなか、核惨事への懸念が高まっている。ウクライナ当局は住民に対してヨウ素剤の提供を行っている。

IAEAのグロッシ事務局長は29日、ツイッターへの投稿で、調査団がザポリージャ原発への途上にあり、「週内にも」現地入りすると述べた。調査団は核施設の被害状況の把握や、職員の労働環境の評価、緊急の予防対策を実施する。

ウクライナのクレバ外相は、国際社会がロシアに対して、核安全保障を確保するため、原発から撤退するよう要求すべきだと述べた。

クレムリン(ロシア大統領府)は調査団派遣の報道を歓迎した。調査団はウクライナ側からザポリージャ原発に入るが、ロシア軍が実効支配する地域での安全を保証するとした。

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