イランが米無人艦の拿捕試みる、米海軍が阻止 ペルシャ湾
今回の事件に関する声明の中で、米中央海軍と第5艦隊、合同海上部隊を率いるブラッド・クーパー中将は、IRGCNの行動は「目に余り、不当で、プロの海軍の行為としてそぐわないもの」だと述べた。
クーパー氏は「米海軍は法に基づく国際秩序をこの地域全体で推進しながら、警戒を続け、国際法が認めるあらゆる領域で飛行・航行・活動を継続する」と声明で述べた。
中東地域の米軍を指揮する米中央軍のマイケル・クリラ大将も激しく反発し、イランの行動は違法だと述べた。
クリラ氏は声明で「USSサンダーボルトの乗組員のプロ意識と能力で、イランの違法行為を阻止することができた。今回の出来事は、依然としてイランが中東を不安定化させ、違法でプロ意識に欠ける行為を続けていることを改めて浮き彫りにした」と述べた。
声明によると、IRGCNが拿捕を試みた無人水上艦は「米国政府の所有物であり、航行やデータ収集目的でセンサーやレーダー、カメラが搭載」されている。また同艦には機密情報は蓄えられていないという。