洪水で幅100キロの「湖」が出現 パキスタン南部

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パキスタンを襲った記録的な洪水の影響で、幅100キロほどの大きな湖が出現した/NASA Worldview

パキスタンを襲った記録的な洪水の影響で、幅100キロほどの大きな湖が出現した/NASA Worldview

(CNN) パキスタンを襲った記録的な洪水で、インダス川下流の南部シンド州に幅100キロほどの大きな湖が出現したことが、新たな衛星画像で明らかになった。

米航空宇宙局(NASA)の地球観測衛星に搭載された光学センサー「MODIS」が28日にとらえた画像と、昨年の同じ日の画像を比べると、川が細く流れる農地だった部分が巨大な湖と化していることが分かる。

パキスタンは6月半ばから史上最悪規模の豪雨に見舞われ、死者1162人、負傷者3554人、被災者は3300万人に上っている。シンド州と隣のバロチスタン州では、雨量が平年の6倍に達した。

モンスーン・シーズンと呼ばれる雨季に入ってから、今年はすでに1961年の観測開始以来、最大の雨量を記録しているが、雨季はこの後さらに1カ月続く。今後数日は乾いた天気が続く見通しだが、専門家によれば、水が引くまでには何日もかかるとみられる。

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