クルーズ船の乗客がサメに襲われ死亡、家族とシュノーケリングの最中 バハマ
(CNN) カリブ海の島国バハマで6日、クルーズ船の乗客1人がサメに襲われ死亡した。家族とシュノーケリングをしていた最中だったという。当局が明らかにした。
この乗客は米ペンシルベニア州に住む50代の母親。 米クルーズ大手ロイヤル・カリビアンの運航する客船「ハーモニー・オブ・ザ・シーズ」に乗っていた。バハマの警察幹部によると、サメに襲われたのは首都ナッソーの沿岸だったという。
船がナッソーに停泊している間、当該の家族は地元のツアー会社が提供する小旅行に参加し、人気のシュノーケリングスポットを訪れていた。
家族は母親がサメに襲われているのを見て、すぐに助けに向かった。母親は両腕をかまれていたと、警察幹部は説明した。
ツアー会社の担当者と家族はこの母親をボートに引き上げ、近くのドックに急行した。ドックでは救急隊員が駆け付けたものの、すでに生存の兆候は見られなかったという。
「ハーモニー・オブ・ザ・シーズ」は、7日間のクルーズに向けて4日に米フロリダ州を出港していた。
襲撃のあった浜辺は閉鎖されていると当局は説明。今回の件についての調査が行われているという。
サメ被害の国際的なデータベース、ISAFによると、サメがヒトを襲う事例は極めて珍しい。襲撃で命を落とす確率は、依然として400万分の1に満たないとされている。