ウクライナ南部ミコライウに砲撃、2人死亡 6人負傷
(CNN) ウクライナ南部ミコライウ州のキム知事によると、州都の港湾都市ミコライウが14日未明、ロシア軍による砲撃を受け、少なくとも2人が死亡、6人が負傷した。
キム氏がSNS「テレグラム」に暫定的な情報として投稿したところによれば、ロシアの地対空ミサイル「S300」が撃ち込まれ、教育機関やインフラ施設、住宅が損壊したほか、工場で火災が発生した。
負傷者のうち3人は外来で治療を受けたとされる。詳細は確認中だという。
同氏はまた、発電所への砲撃の可能性があるとして、住民に近寄らないよう呼び掛けた。
ミコライウのセンケービッチ市長もテレグラムへの投稿で、同市に大規模な砲撃があり、住宅が損壊したと報告。被害状況の情報を収集中だと述べた。
ウクライナ側は、ミコライウ州とその東側に位置するヘルソン州の境界に沿って、約500平方キロの領土をロシア軍から奪還したと主張する。
これに対して親ロシア派の当局者らは13日、両州でウクライナ軍の攻勢を食い止めたと述べた。