ウクライナ東部に「拷問部屋」10カ所以上、ロシア軍撤退後に発見

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現場の証拠を集める係官=13日、ウクライナ・バラクレヤ/Vyacheslav Madiyevskyy/Ukrinform/Future Publishing/Getty Images

現場の証拠を集める係官=13日、ウクライナ・バラクレヤ/Vyacheslav Madiyevskyy/Ukrinform/Future Publishing/Getty Images

(CNN) ウクライナ軍がロシア軍から奪還した東部ハルキウ州の計10カ所以上で、住民らが拷問を受けたとみられる部屋や器具が見つかっていることが分かった。

ゼレンスキー大統領は17日夜の定例演説で、州内で解放された複数の市や町に拷問部屋が発見されたと述べた。

ロシア国境に近い町コザチャロパンの鉄道駅にも部屋が設けられ、電気を使う拷問の道具が残されていたという。

これに先立ち、州検察もSNSへの投稿で、ロシア占領下のコザチャロパンで住民らが拷問を受けていたと指摘。ロシア側は法執行当局と称する機関を設け、その地下に拷問部屋を置いていたと述べた。

検察はまた、現地の捜索で機関の役割を裏付ける文書や電気ショック用の器具が押収されたとして、部屋と器具の画像を公開している。

CNNはロシア政府と外務省にコメントを求めたが、返答は得られていない。

ゼレンスキー氏は16日の演説でも、ロシアから奪還したハルキウ州イジュームで集団埋葬地が発見され、一部の遺体には拷問の跡がみられると話していた。

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