イタリア総選挙、極右の女性首相誕生へ 出口調査
選挙戦では、生活費の高騰やEUの資金供与を受ける新型コロナウイルス危機からの復興計画、ウクライナ支援などが争点となった。
メローニ氏は同盟のサルビーニ党首、FIのベルルスコーニ党首といくつかの点で立場を異にしている。特にロシアのウクライナ侵攻をめぐっては、対ロ制裁の見直しを主張する両氏と違ってプーチン・ロシア大統領とのつながりを持たず、ウクライナ支援への支持を貫いてきた。
欧州ではイタリアのほかにも各国で右翼勢力の躍進が目立つ。スウェーデンでは今月の総選挙で、ネオナチの流れをくむ反移民政党「スウェーデン民主党」が第2党に躍り出た。
4月の仏大統領選では極右のルペン氏が現職マクロン氏に敗れたものの、ルペン氏の健闘によって仏国内の政治的バランスは大きく右寄りに変動している。