「水に浮くダイヤ」、最新スーパーヨットのコンセプトに注目集まる
(CNN) 本物のダイヤモンドは水に浮いたりしない。しかし、デッキ上に映画館やヘリポート、3つの統合型プールを備えた、この素晴らしいスーパーヨットのコンセプトが、その法則の例外であるのは間違いない。
イタリアのデザインスタジオ、ガブリエレ・テルッツィ・ヨット・アンド・デザインが設計した、この「ステラ・デル・スッド」と呼ばれるコンセプトは、カルティエの有名な128カラットのダイヤモンドから着想を得ており、名前もこのダイヤモンドから取った。
この全長110メートルのスーパーヨットのレンダリング画像には、ダイヤモンドの形状に似たエレガントでシャープな船体のラインや、「全てのデッキをつなぐ壮大なサイドウィンドーのデザイン」が描かれている。
水に浮く宝石
このヨットに設置されている切れ目なく連なるガラスパネルは、光を反射するように配置されている。ヨットが絶えず輝いていられるのはこのパネルのおかげだ。
また船上には、ヘリポートを備えた長いフォアデッキや、ゲストをもてなすのに最適なL字型のソファのあるプライベートラウンジが設置される。
メインデッキには、8つのVIPキャビン、ジム、さらに素晴らしいサイドウィンドーを見渡せるピアノラウンジエリアがある。
このヨットには多くの際立った特徴があるが、豪華なオープンビーチクラブもその一つだ。このクラブはスペイン・ブルボン朝の国王カルロス3世がベルサイユ宮殿に対抗してイタリア南部に築いたカゼルタ宮殿がベースになっている。
この広々としたエリアには、つながっている3つのプールがあり、各プールの高さが異なるため、設計者ガブリエレ・テルッツィ氏の言う「ウォーターフォール(滝)効果」を作り出している。