トヨタ、EV電池生産へ7300億円投資

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バンコクで開かれた国際モーターショーで展示されたトヨタの電気自動車/Soe Zeya Tun/Reuters

バンコクで開かれた国際モーターショーで展示されたトヨタの電気自動車/Soe Zeya Tun/Reuters

ニューヨーク(CNN Business) トヨタは31日、電気自動車(EV)向けのバッテリーの生産に向けて、日米で56億ドル(約7300億円)の投資を行うと明らかにした。

しかし、トヨタは依然として、全車種をEVに移行することを目指している他の自動車メーカーとは異なり、EVが最良の選択肢とはみていない。

トヨタは完全に電気で稼働するEVの製造において他の主要な自動車メーカーの後塵(こうじん)を拝しているものの、ハイブリッド車の分野では20年以上にわたり主導的な地位にある。ドイツのフォルクスワーゲン(VW)をはじめ、米国のゼネラル・モーターズ(GM)やフォード・モーターといった同業他社はEVの販売と多くの種類のEVの開発を進めている。

トヨタは、バッテリーではなく燃料電池を搭載した車両の開発に他のメーカーよりも多くの投資を行っている。燃料電池車(FCV)の場合、排出されるのは水だけで、現在定められているよりも厳しい環境規制にも適合できる。米カリフォルニア州は先ごろ、ガソリンを使う内燃機関を持つ車両を2035年までに禁止するとの方針を明らかにした。

バッテリーで稼働するEVは自宅や最近数が増えている公共の充電スタンドで充電することができるが、FCVは全く別の水素ステーションで水素を供給する必要がある。カリフォルニア州以外では特にこうした選択肢は非常に限られている。

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