「原子力で空飛ぶホテル」の構想を映像化 ジブリ映画がヒントに
(CNN) 原子力を使って空を何年間も飛び続ける巨大なホテル「スカイ・クルーズ」の構想を映像化した動画が、インターネット上で話題を呼んでいる。
アーティストのアレクサンダー・トゥジコブ氏によるデザインを基に、イエメンの技術者、ハシェム・ゲイリ氏がコンセプト動画を作り、フェイスブックに投稿した。
現在の技術では実現不可能な部分もあるが、航空工学がこの構想に追いつくのは「時間の問題」だと、トゥジコブ氏は語る。
スカイ・クルーズには約5000人の宿泊客を収容できるホテルがあるという/Hashem Al-Ghaili, via YouTube
ゲイリ氏はCNNへのメールで、スカイ・クルーズの構想が話題になり、技術革新を促すことを願っていると述べた。それにより、退屈で窮屈で時代遅れの空の旅が、楽しい経験に変わるはずだという。
ゲイリ氏はスタジオジブリのアニメ映画「天空の城ラピュタ」からヒントを得た。同作品には巨大な飛行船が登場し、その中で人々が暮らしている。
スカイ・クルーズも同じように巨大な規模で、約5000人の宿泊客を収容できるホテル。映画館やプール、スパ、ショッピングセンターまでそろっている。
動力はクリーンな核融合エネルギーだ。今はまだ実現していない技術だが、雲の上を数年間にわたり飛び続けることができるという。