コレラの流行が再燃 危機の連鎖、抗議デモ続くハイチ

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国境なき医師団の病院に到着した救急車=4日、ハイチ・ポルトープランス/Ralph Tedy Erol/Reuters

国境なき医師団の病院に到着した救急車=4日、ハイチ・ポルトープランス/Ralph Tedy Erol/Reuters

(CNN) 政治的・経済的混乱が続くカリブ海の島国ハイチで、コレラの流行が再燃している。

同国保健省によると、首都ポルトープランスでこれまでに8人がコレラのために死亡した。医療人道支援団体の国境なき医師団(MSF)によれば、10月の最初の1週間で新規の症例68例が確認された。

MSFが経過観察を続けているコレラの症例は子どもが大多数を占めるという。

現在のハイチは、7週目に入った反政府デモでまひ状態にあり、学校や企業、公共交通機関もほとんどが閉鎖されている。国民は8月22日以来、日常化したギャング団の暴力や貧困、食料不安、インフレ、燃料不足に対する抗議運動を続けてきた。

アリエル・アンリ首相が先月、政府の予算確保を理由に燃料補助金の削減を発表したことで、国民の怒りにさらに火が付いた。給油価格は倍に跳ね上がり、ギャング団がポルトープランスの主要港を封鎖して燃料危機に拍車をかけている。

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