ロシア兵の一部、占領した村の豚小屋で生活 他の建物は損傷
(CNN) ロシア軍の占領下にあったウクライナ南部ヘルソン州の村で、寝泊まりする場所が足りずに一部のロシア兵が豚小屋に移動していたことが分かった。ウクライナの治安当局が明らかにした。
ロシア軍が占領していたリュビミウカ村では、約7割の建物が砲撃で破壊された。
ロシア兵は民家を乗っ取る行動に出たが、一部の兵士は豚小屋で生活していた。地元住民は治安当局をこの小屋に案内。治安当局からCNNに提供された動画や画像には、兵士が豚小屋で寝食をする様子が捉えられている。
リュビミウカ村は今週、ウクライナ軍がヘルソン州農村部に進軍した際に解放された。
CNNが今週この村を訪れたところ、ロシア兵が使っていた学校施設には攻撃を受けた跡があった。CNN取材班はロシア兵が子ども用のレクリエーションセンターに住んでいたことも確認した。
治安当局によると、リュビミウカ村の陥落時、村には民間人およそ200人が残っていた。ロシア兵は食料や酒類を奪い、ウクライナの無人機に発見されないよう兵器を住宅街に隠していたという。
治安当局はまた、豚小屋で盗まれた洗濯機が見つかったことも明らかにした。