ゼレンスキー氏、イランのドローン供与を非難 ロシアから「血に塗れた金」
(CNN) ウクライナのゼレンスキー大統領は19日、首都キーウ(キエフ)などに対する自爆ドローン攻撃で死者が出ている状況に触れ、イランがロシアから「血に塗れた金」を受け取っていると非難した。
ウクライナにおける戦争では夏以降、ドローンの使用が増えている。米国とウクライナはこの夏、ロシアがイランから「シャヘド136」ドローンを調達したと指摘。ただ、イランはロシアへの兵器供与を否定している。
ゼレンスキー氏はカナダCTVとのインタビューで、「私はイラン指導部を信頼していない」と言及。イランは売却を否定しているが、ウクライナでは民間インフラや学校、大学や大学周辺が攻撃を受け、エネルギー施設が停止している状況だと訴えた。
CNNは18日、米国の諜報(ちょうほう)に詳しい情報筋2人の話として、イランがロシアの占領下にあるクリミア半島に、イラン製ドローンの使用法に関して訓練や助言を行う軍要員を送り込んだと報じていた。
イラン国連代表部の報道官は、こうした報道内容を拒絶する姿勢を示している。
ただ、ゼレンスキー氏はイランを明確に非難。イランはロシアにウクライナ人の殺害手段を提供しており、血に塗れた金を稼いでいると指摘した。