ハリケーン「ロスリン」、メキシコ上陸 洪水や土砂災害に警戒呼びかけ
(CNN) 大型ハリケーン「ロスリン」が23日、メキシコ中西部に上陸した。米国立ハリケーンセンターは、大雨による洪水や土砂崩れに警戒を呼びかけている。
同センターによると、現地時間の23日午後2時現在、ロスリンの中心部はメキシコ中西部ドゥランゴの約90キロ南南東にあり、時速31キロの速度で北北東へ進んでいる。
メキシコ南西部と中西部、バハ・カリフォルニア半島の南部は夜間を通してロスリンによる高波の影響を受け、命を脅かすような波や潮流の発生が予想されている。
ロスリンは現地時間の23日午前7時20分ごろ、最大風速約54メートルでメキシコ北部ナヤリット州サンタクルス付近に上陸した。
最大風速がおよそ50メートル以上になると「大型ハリケーン」に分類される。
ハリケーンセンターは23日午後、最大風速が約31メートルに弱まり、突風が強くなっていると伝えた。
ロスリンは今後、急速に勢力が弱まって23日夜までには熱帯低気圧になる見通し。
ロスリンはメキシコ西部沖で発生し、21~22日にかけて急激に勢力が強まった。
メキシコでは今月3日、ナヤリット州とシナロア州の州境付近にハリケーン「オーリーン」が上陸していた。