ザポリージャ原発、外部電源が復旧 IAEA発表

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クライナ中南部のザポリージャ原子力発電所=10月14日/Alexander Ermochenko/Reuters/FILE

クライナ中南部のザポリージャ原子力発電所=10月14日/Alexander Ermochenko/Reuters/FILE

(CNN) 国際原子力機関(IAEA)は5日、ウクライナ中南部のザポリージャ原子力発電所の外部電源が復旧したと明らかにした。同原発では2日前、砲撃の影響で外部電源が利用できなくなっていた。

IAEAのグロッシ事務局長は声明で、電力供給に使われる外部電源の両方が修復され、4日午後から再接続が始まったと述べた。

グロッシ氏は現地に滞在する専門家からの情報を引用し、ザポリージャ原発の6基の原子炉全てに対する電力供給が再開され、非常用のディーゼル発電機は電源が切られて待機状態となったと明らかにした。

ザポリージャ原発は、今年2月にロシアによるウクライナ侵攻が始まってから、何度か外部電源を喪失しており、外部電源が復旧するまでディーゼル発電機に頼ることを余儀なくされている。

グロッシ氏は「度重なる停電は、ザポリージャ原発が直面している極めて深刻な安全上、治安上の状況を明確に示している」と述べた。

グロッシ氏は改めて、事故の発生を抑止するために、同原発の周辺に安全保護区域を設定するよう求めた。

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