ロシア軍、ドニプロ川東岸の防御陣地を強化か
(CNN) ウクライナ軍によると、ロシア軍はドニプロ川東岸に置く「防御線」の装備増強を続けるとともに、部隊の再編成を行っている。
「ロシアはヘルソン州に配置している部隊に後方支援を続け、装備、武器、物資を供給する安全な方法を探している」とウクライナ軍南方作戦司令部は述べた。
ロシア軍は先週、ドニプロ川西岸から東岸へ撤退したが、この地域へのウクライナの砲撃は続いている。
カホフカ周辺のロシア軍陣地を標的にした後、「地域住民を施設に連行して尋問などを行う『濾過(ろか)措置』が強化された。カホフカの町でロシア軍はインフラ施設に爆発物を仕掛け、携帯電話の中継塔を破壊している」と同司令部は説明した。
ロシア軍の砲撃は中部ドニプロペトロフスク州のミリブカ、マルハネッツ、ニコポルなど川を挟んでさらに北の地域に対して続けられたという。
また、黒海ではロシアは「展開する海軍の巡航ミサイル運搬船を増やした。現在は3隻で、うち1隻は水中にいる。24基のミサイル『カリブル』による一斉射撃の用意が整っている」という。