金総書記の娘、初めて公の場に 北朝鮮メディアが報道
韓国・ソウル(CNN) 北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)総書記の娘が公の場に姿を見せたことが、国営朝鮮中央通信(KCNA)の報道から明らかになった。娘の姿が公の場で確認されるのは初めて。
KCNAが公開した写真には、白の防寒ジャケットに身を包んだ娘が金総書記の隣に立ち、父親と手をつなぎながら2人で軍の兵器を見る様子が写っている。
娘の名前は伝えられていない。KCNAによると、金総書記が18日のミサイル発射実験を監督した際、娘も同行したとみられる。
18日の実験をめぐり、KCNAは平壌国際空港から「新型」の大陸間弾道ミサイル(ICBM)を発射したと主張。飛行距離は999.2キロに達したとしている。
金総書記の私生活について分かっていることはほとんどない。ただ、米バスケットボールの元スター選手、デニス・ロッドマン氏は2013年、英紙ガーディアンの取材に金総書記には「ジュエ」という名前の「赤ちゃん」がいると語っていた。
金総書記一家と一緒に過ごしたというロッドマン氏は、金総書記は「良い父親」だったと語り、妻の李雪主(リソルチュ)氏と話をしたことも明らかにした。
北朝鮮国営メディアが金総書記と李氏の結婚について公表したのは12年7月。韓国の情報機関は、その3年ほど前に結婚式が挙げられたとみている。
韓国の国家情報院(NIS)によると、金総書記と李氏の間には3人の子どもがいる。