北朝鮮、短距離弾道ミサイル1発を発射 韓国軍発表
韓国ソウル(CNN) 韓国軍合同参謀本部(JCS)によると、北朝鮮は9日、朝鮮半島東岸沖に向けて短距離弾道ミサイル1発を発射した。
JCSは、ミサイルが現地時間の午後3時31分、平安南道の粛川郡から発射されたと発表。韓国軍は監視、警戒態勢を強化し、米国と緊密に連携していると述べた。
日本の浜田靖一防衛相によると、ミサイルは50キロ以下の極めて低い高度で約250キロ飛行し、日本の排他的経済水域(EEZ)外の朝鮮半島東岸付近に落下した。当局が軌道などの詳細を調べているという。
CNNの集計によれば、北朝鮮がミサイル実験を実施したのは、今年初めから数えて32日目。その中には弾道ミサイル、巡航ミサイルの両方が含まれる。
これに対して2020年のミサイル実験は4回、昨年は8回だった。相次ぐ発射に対抗して米韓両軍が合同演習やミサイル実験を強化し、朝鮮半島の緊張は高まっている。
米国ではこの日、中間選挙が行われた。民主党と共和党が連邦議会の主導権をめぐって争い、現在も集計が進められている。