スペインで郵便爆弾が相次ぎ届く、今度は米大使館 当局が警備強化
(CNN) スペイン当局は1日、爆弾が仕掛けられた郵便物が首相官邸など国内の複数の場所に届いていることを受け、安全対策を強化すると発表した。
警察関係者がCNNに語ったところによると、6つめとなる郵便爆弾が1日、首都マドリードの米大使館に届き、処理された。
同日にはマドリード近郊の空軍基地にも郵便爆弾が届いた。前日の11月30日にはウクライナ大使館に届いた郵便が爆発し、職員1人が負傷した。また武器製造会社でも1つ見つかり、処理された。
サンチェス首相宛ての爆弾は24日に首相官邸に郵便で届き、官邸の警備員が不審物と判断した。内務省の声明によると、周囲の安全を確保してから郵便の「制御された爆発」を行ったという。
首相宛ての郵便爆弾は、ウクライナ大使館やサラゴサの武器製造会社インスタラサ、トレホン空軍基地に送られたものと「特徴や中身が似ている」と同声明にはある。
内務省高官のラファエル・ペレス氏は1日、爆発物が仕掛けられた郵便はスペイン領内から送られた可能性が高いと述べた。