ロシア、ウクライナに新たなミサイル攻撃 破片が隣国モルドバにも
(CNN) ロシアは5日、ウクライナへの新たなミサイル攻撃を実施した。一方で、ウクライナがロシア国内にある空軍基地を攻撃したとの非難も展開した。
ロシア軍はこの日、ウクライナに向けてミサイル数十発を発射。一部の地域で水や電気の供給が停止する事態になった。地元当局によると、ウクライナの都市クリビーリフで少なくとも1人、ザポリージャで少なくとも2人が死亡したという。
このほか、ミサイル1発の破片がウクライナ国境を越えてモルドバの町に着弾した。
ウクライナ空軍はロシアのミサイル60発あまりを迎撃したとしている。ただ、一部のミサイルは目標に到達し、クリビーリフや南部オデーサでは攻撃による断水や停電が起きた。
一方、ロシア国防省によると、ウクライナは5日午前、ロシア国内の空軍基地2カ所をドローン(無人機)で攻撃した。国営RIAノーボスチ通信に掲載された同省の声明によると、防空システムがサラトフ、リャザン両州で攻撃を迎撃したという。