ロシアが戦闘「凍結」狙う、大規模攻撃の準備で NATO
(CNN) 北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長は7日、ロシアはウクライナ戦争で「兵力再編やより大規模な攻勢」の準備を進めるため戦闘の一時的な「凍結」を模索しているとの見方を示した。
英紙フィナンシャル・タイムズが催した行事で述べた。「短期の戦闘中断や凍結のような状態を得ようとしているのがロシアの意向だ」と分析。
ウクライナ側の攻勢に弾みがついている中で、「部隊の回復や再編を図り、その後により大がかりな攻撃を仕掛けることを狙っている」とした。
同事務総長は先週、ロシアのプーチン大統領はウクライナで「失敗した」との見解も表明。キーウ州や北東部ハルキウ州の周辺でロシア軍を駆逐したウクライナ軍の戦果に言及。南部ヘルソン市の解放を果たしたことにも触れ、ロシアの「弱体化」の表れとも形容していた。