冬場の地面凍結待ち反攻再開、ウクライナ国防相
(CNN) ウクライナのレズニコウ国防相は15日までに、本格的な冬場の到来で地面が凍結し、「装備品の移動がより容易になる」時期を待って「積極的な反攻を再開する」との方針を明らかにした。
ウクライナ南部オデーサでスウェーデンのヨンソン国防相と共に臨んだ記者会見で述べた。
レズニコウ国防相はこの中で乾燥気候に見舞われる秋季から凍てつく冬季への移行が進む中で、降雨などもあり双方とも攻撃を仕掛けるには難しい局面に直面していると指摘。
「地面が湿っぽく車両の移動が極めて困難なためだ」と明かした。その上で「ウクライナ軍は進軍を止めるつもりはない」とも宣言。「地面がより硬くなる時期を生かすだろう」とした。
レズニコウ氏は、侵攻への対抗戦略に触れ、「非常にシンプル」とも説明。「今は占領されている全ての領土を国際社会が認知していた1991年時の状態に解放すること」と宣言した。
ロシアはウクライナ国民を敵に回す戦いを続け、ウクライナ政府に対しロシア側の条件に基づく交渉を迫っているが、成功はしないだろうとも述べた。