日本政府、長距離兵器保有の方針を決定 競合国の脅威増大に対抗
防衛計画の見直しに当たり、日本は競合する周辺国の一つである中国を「これまでにない最大の戦略的な挑戦」と位置付けている。NHKが16日に報じた。
中国はかねて日本に近い領域で空軍力及び海軍力を増強し、尖閣諸島の領有権を主張。近海へ中国船を繰り返し送り込んでいる。また自衛隊機は毎日のようにスクランブル発進を行い、領空に近づく中国機に対応している。
NHKによると、新たな防衛戦略を受けて、日本は米国製のミサイル「トマホーク」のような兵器も保有することになるとみられる。これらの兵器は潜在的な敵国の基地への攻撃を可能にする。中国、北朝鮮、ロシアといった潜在的敵国は、それぞれの基地から日本の領土を攻撃する可能性がある。
日本政府は、新たに保有し得るいかなる長距離兵器も「先制攻撃」には使わず、敵国の側が日本を攻撃した場合にのみ使用するとしている。