イラン、「核兵器数発分」の材料を備蓄済み IAEAトップが警告
昨年、IAEAはイランに対し、未申告施設からウラン粒子が検知された理由の説明を求めたが、イラン側はこれに反発。IAEAの設置したカメラ27台を撤去する対抗策に出ていた。
グロッシ氏は24日、カメラの撤去により原料や設備、遠心分離機が現状どの程度の規模で存在するのかといった内容が把握できなくなっていると明らかにした。
イランのエスラミ原子力庁長官は、グロッシ氏の訪問計画について確認した。政府系のファルス通信が25日に報じた。
ブーシェフル原子力発電所の原子炉建屋=2010年8月、イラン南部のブーシェフル原子力発電所 /IIPA Getty Images
ただ米国とイランの関係が緊迫化している状況を受け、核合意復活に向けた取り組み自体は失速傾向にある。