トルコ南部で新たにM6.3の地震 3人死亡
(CNN) トルコ南部のシリア国境付近で20日、新たにマグニチュード(M)6.3の地震が発生し、両国の当局者らによると少なくとも3人が死亡、数百人が負傷した。
トルコの災害緊急事態対策庁(AFAD)によると、震源は南部ハタイ県。ソイル内相は同日、本震に続いて26回の余震が起き、3人が死亡、294人が負傷したと述べた。数カ所の建物で救助隊による捜索が続いている。
シリアのボランティア救助組織「シリア民間防衛隊」(通称ホワイトヘルメッツ)によると、同国北西部では新たな地震で130人以上が負傷し、6日の大地震で被害を受けていた複数の建物が倒壊した。
ホワイトヘルメッツのチームは負傷者を病院へ運び、被害のあった村や町を調査し、救急車が通れるように道路のがれきを取り除くなどの活動を続けているという。
現地では、大地震から2週間で再び襲った地震に動揺が広がった。ハタイ県に住む男性はCNN取材班に「家に戻ったらこの地震が起きて、また外へ避難した」「どうしたらいいのか。きょうは車やテントで過ごすが、明日は何が起きるか分からない」と話した。