ロシア、戦略爆撃機を増産か 国営企業が声明

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ロシアの超音速戦略爆撃機「Tu160」=2018年12月10日、ベネズエラのシモン・ボリバル国際空港/Federico Parra/AFP/Getty Images

ロシアの超音速戦略爆撃機「Tu160」=2018年12月10日、ベネズエラのシモン・ボリバル国際空港/Federico Parra/AFP/Getty Images

(CNN) ロシア国営企業のロステクは24日、カザン航空機製造工場がTu160M戦略爆撃機の近代化機を増産しているとの声明を発表した。

声明では「同工場は改良した戦略ミサイル搭載機Tu160Mを生産中だ。生産再開の決定はロシア大統領が下した。改良機は戦闘能力が大幅に向上しており、大きなポテンシャルを秘めている」と説明。同機のさらなる開発により、高度な兵器を含む新型兵器の使用が可能になるとの見通しを示した。

ロシアの軍事産業は西側部品の輸入に大きく依存する。制裁の影響から、ウクライナでの戦争継続に必要な高性能長距離ミサイルなどの生産に苦慮している状況だ。

ロシアは旧式の装備品への依存度も高く、退役した装甲車や戦車を復活させる措置まで打ち出した。西側の制裁が一因とみられている。

ロシアのプーチン大統領は先週、ウクライナでの「特別軍事作戦」に使う兵器を増産するため、大規模な生産能力増強計画を発表していた。

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