ロシアに連れ去られた子ども24人、故郷に帰還 ウクライナ南部
(CNN) ロシアに違法に連れ去られたウクライナの子ども24人が10日、故郷に帰還した。ウクライナ南部ヘルソン州の当局が明らかにした。
ヘルソン州軍政当局のトップはSNSテレグラムに「今日ヘルソンで子どもたちに会い、話をした。すてきな贈り物をプレゼントした」と書き込んだ。
「最も困難な救助作戦の一つだった。ロシアは子どもたちを13時間にわたって尋問し、その後、強制的にプロパガンダに登場させた」とも述べた。CNNはこの主張について検証できていない。
ただ、米国務省の支援を受けるイエール大学人道研究所「紛争監視団」による2月の報告書では、ロシア政府が子どもたちの「政治的再教育」を行う広範なキャンプ網に関与している疑惑を指摘している。
ウクライナでは先週末、数カ月前に自宅からロシア占領地域に連れ去られた子ども31人が家族との再会を果たしていた。
国際刑事裁判所(ICC)がロシアのプーチン大統領と高官のマリヤ・リボワベロワ氏に出した逮捕状では、ウクライナの子どもを大量に強制連行した容疑が根拠となっている。