英ヘンリー王子、国王の戴冠式に出席へ メーガン妃は米国に残る見通し
(CNN) 英王室は12日、来月行われるチャールズ国王の戴冠(たいかん)式について、ヘンリー王子は出席するが、妻のメーガン妃は子どもと一緒に米国に残る見通しだと明らかにした。
王室は声明で、「ウェストミンスター寺院で5月6日に行われる戴冠式にサセックス公爵が出席することを喜んで確認する」と説明。サセックス公爵夫人のメーガン妃については、アーチー王子やリリベット王女とともにカリフォルニア州にとどまる見通しだと明らかにした。
ヘンリー王子夫妻が戴冠式出席のため渡英するかどうかを巡っては、このところ臆測が広がっていた。
先月にはヘンリー王子の広報担当者がCNNに対し、夫妻は戴冠式の招待状を受け取ったが、出席するかはまだ決めていないと説明していた。
英ヘンリー王子と妻のメーガン妃=2020年3月、英ロンドン/Wiktor Szymanowicz/Anadolu Agency/Getty Images
ヘンリー王子は今年1月発売の回顧録で王族に対する激しい批判を展開し、他の高位王族との間で何度も内輪もめがあったことを公表。兄ウィリアム皇太子との兄弟間の確執についても詳細が明らかにされた。
ヘンリー王子の自伝の英語版は刊行初日に140万冊以上が売れ、新記録を樹立した。
チャールズ国王とカミラ王妃は来月6日、ウェストミンスター寺院で戴冠する。これに合わせ、英国各地で3日間にわたって祝賀行事が開催され、一般市民も招待される予定だ。
ヘンリー王子は3年前に王室の公務から身を引く決断を下して以降、王室の実務メンバーではなくなっているため、戴冠式でどういった役割を担うのかは不明。