逮捕の米紙記者の交換、「判決後に検討」 ロシア外務次官
(CNN) ロシア外務省のリャプコフ次官は13日、スパイ容疑で同国で逮捕・起訴された米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)のエバン・ゲルシュコビッチ記者について、裁判所の判決が出てから交換の可能性を検討できるとの考えを示した。ロシア国営タス通信が伝えた。
同通信によると、リャプコフ氏は「交換は裁判所が判決を出してから検討される」と述べた。「交換に関しては、我々は特別なチャンネルを持っている」とし、専門部署が引き続き対処するという。
リャプコフ氏はまた、ゲルシュコビッチ氏の雇用主であるウォールストリート・ジャーナルが「日増しにこの問題をエスカレートさせようとしている」と非難した。
同紙と他の報道機関は結束してゲルシュコビッチ氏の解放を要求しており、米政府は「不当拘束」と認定した。
ゲルシュコビッチ氏は現在、悪名高いレフォルトボ刑務所にある拘置所で裁判を待っている。