登録された戦争犯罪容疑7.7万件超 ウクライナ検事総長
(CNN) ウクライナのコスチン検事総長は12日、ウクライナによってこれまで登録された戦争犯罪の件数が7万7000件を超えると明らかにした。
コスチン氏は米紙ワシントン・ポストの取材に明らかにした。コスチン氏によれば、戦争犯罪とされる事案には、殺人やレイプだけでなく、私有財産の破壊や強制的な退去、占領地での強制的な抑留、略奪なども含まれている。
コスチン氏によれば、305人に対して容疑が通知されたほか、150人に対して起訴の準備ができており、30人に対してウクライナ国内での戦争犯罪への関与について裁判所から有罪判決が出された。コスチン氏は、ウクライナ人に対して行われた戦争犯罪の99%以上が起訴され裁判にかけられると述べた。
コスチン氏は「我々は捜査を行うだけではない。ロシア人に対してウクライナの土地で行われた戦争犯罪について説明責任を果たさせる」と述べた。