屋外の式典で熱中症、死者13人 インド西部
ニューデリー(CNN) インド西部マハラシュトラ州で16日、屋外での式典に集まった人々が熱中症で倒れ、少なくとも13人が死亡、50~60人が病院へ運ばれた。
式典はインドの最大都市ムンバイの東側に位置するナビムンバイで開催され、同市の警官が匿名で語った。地元に帰ってから手当てを受けた参加者も多いとみられ、体調を崩した人の数はこれをはるかに上回っていた可能性がある。
同警官によれば、式典では州政府から民間人に賞が贈られ、100万人あまりが参加した。
当日の気温は42度を超え、来賓のシャー内相は猛暑の中で集まった群衆を称賛していた。
マハシュトラ州のシンド首相は16日の声明で、州政府が死者の遺族に50万ルピー(約81万円)の補償金を支払い、受診した人々の医療費を負担すると発表した。
同州では今週いっぱい暑さが続く見通し。インドは3~7月にかけて熱波に見舞われることがあり、近年はその激しさが増している。昨年は一部で気温が49度を超え、7月までに報告された熱中症による死者は24人に達した。