メーガン妃が「現国王へ2年前に書簡」の報道 人種的偏見めぐり
(CNN) 英王室を離脱したヘンリー王子の妻メーガン妃が2年前、当時のチャールズ皇太子(現国王)あてに王室内の「無意識の偏見」を指摘する書簡を送っていたと報じられ、メーガン妃側は反発を示している。
夫妻は2020年に王室を離脱して渡米した。英メディアが最近伝えたところによると、メーガン妃は21年、米著名司会者オプラ・ウィンフリー氏とのインタビューで王室を批判した後、義父にあたるチャールズ国王に書簡を送っていたという。
メーガン妃の報道担当者はこの報道に対し、本人は現在の日常生活に専念していると強調。「4年前の会話に関する2年前の手紙」のことなど考えていないと述べ、「大衆メディアや王室担当記者たちは、自分たちだけが作り出している消耗的な大騒ぎをやめてほしい」と呼びかけた。
メーガン妃は21年のインタビューで、長男のアーチー王子(3)が生まれる前に王室内で「肌の色」を懸念する声があったなどと語った。この話はヘンリー王子の自伝や、米動画配信大手ネットフリックスで公開された夫妻のドキュメンタリーでも取り上げられた。
来月6日に予定される国王の戴冠(たいかん)式にはヘンリー王子だけが出席し、メーガン妃は米国の自宅で子どもたちと過ごすことになっている。